ドラムを叩くのに必要なもの

機材・セッティング

ドラムを叩くのに必要なものとは?

結論から言うと、初心者の方は「とりあえずスティックだけでOK」です。
スネアやペダルもスタジオに持っていくドラマーもいますが、それらは基本的にスタジオにもあります。
スティックだけであれば千円ちょっとで買えるので、とりあえずスティックを調達しましょう。

スティックの選び方

最初は何を選んでいいのかわからないと思います。
どんなスティックがあるのか?
沢山種類があるが、自分に合ったスティックはどれなのか?
そんなときの選び方を3つ紹介します。

見た目で選ぶ

最初は何が合うか分からないので、とりあえずデザイン重視で選んでみるのもいいでしょう。
好みの色であったり、スティックにプリントされているロゴやデザインが好みのものを選ぶとやる気も湧いてきます。

好きなドラマーのモデルのスティックを選ぶ

この選び方は一番テンション上がります。
最初にこの選び方をする方も多いのではないでしょうか。
なんだかそのアーティストのように叩ける気がします。
ただ、中には初心者向けでない(少し変わった形や特長がある)ものもあるので、迷ったら次の標準的な選び方がいいでしょう。

標準的なやつを選ぶ(おすすめ)

別に好みもないし、なんでもいいけど、種類が多すぎて選びきれない…。
という方は、とりあえずVIC FIRTH(ビックファース)というメーカーの5Aという種類か、Pearl(パール)というメーカーの110なんとか(110H、110STH、110HCなど)という種類がおすすめです。
何をもって標準的かは難しいところですが、比較的クセが少なく初心者にも扱いやすい種類をピックアップしています。(少しだけ太めで握りやすく、重心バランスのいい種類です)

メーカー種類
VIC FIRTH5A
Pearl110シリーズ(110H、110HC、110STHなど)

長さに関してはPearlの110シリーズよりVIC FIRTHの5Aほうが少し長く、重さも少し重いです。
これからロックをやる方はVIC FIRTHの5A、そうでない方はPearlの110シリーズをおすすめします。

どこで買えばいい?

スティックは、楽器屋さんか、通販で買えます。
それぞれ、大きめ(主観)の店舗をご紹介します。

店舗

店舗名場所URL(店舗検索)
島村楽器全国https://www.shimamura.co.jp/shops/index.html
池部楽器東京、大阪https://www.ikebe-gakki.com/Page/ShopList.aspx
イシバシ楽器関東、名古屋、大阪、福岡https://www.ishibashi.co.jp/store/
三木楽器大阪https://www.mikigakki.com/shop/brand/G/

通販

上記店舗も通販をしていますが、正直楽器の通販であれば「Sound House(サウンドハウス)」が一番安く買えます。

店舗名URL
Sound Househttps://www.soundhouse.co.jp/

スティック以外本当にいらない?

結論、初心者の方であれば一旦スティック以外はいらないです。

とりあえずスティックさえあれば、スタジオに行ってドラムを叩くことができます。
とりあえずドラムを叩く体験をしてみたい方はそれで充分です。

ただ、例えば…
バンドを組んでドラムをやることになった。
ちゃんと練習をしたい。
家でも練習したい。
上手くなりたい。

もしそんな想いがあるのであれば、もう少し準備するといいです。

練習パッド

家で練習するために、練習パッドを買うことをオススメします。
オススメはYAMAHA(ヤマハ)の「TS01S」です。
スタンドも付いているので、届いたらすぐに練習できます。

注意点としては、床に響きます。
結構響きます。思ったより響きます。
防音マットなどを下に敷いたほうがよいでしょう。

まだ練習パッドを買う気になれない、まだそこまでお金かけたくない、という方は雑誌を練習台にしてしまいましょう。
ジャンプのような厚手の雑誌を、ギュッと上から押して空気を抜いてフチをガムテープで留めると簡易練習台の出来上がりです。
既におうちに雑誌がある方は無料で作れます。
ベッドやソファーの上に置いて叩くと、床への振動も少ないです。

青いところがガムテープ(手書きすみません)

メトロノーム

ドラムは、バンドの中でもリズムの核になる存在です。
ドラマーが早くなれば全体が早くなり、遅くなれば全体が遅くなります。
リズムキープをするためにもメトロノームで練習しましょう。

携帯(スマホ)のメトロノームアプリでも問題ないですが、電話やSNSの通知などがきたりするので別で購入することをオススメします。

また、メトロノームには振り子式とデジタルがありますが、余程のこだわりがない限りはデジタルで十分です。

振り子式のメトロノーム(イメージ)

スネアドラムやキックペダルはまだいらない?

どうしても欲しいモデルなどが無い限りは、まだ必要ありません。
先に高い楽器を買って、自分に後戻りさせなくさせる、というのであれば10万円以上するものをオススメします。

ただ、もし既に買ってしまった方がいたら、それは大事にしてください。
自分の機材を持つことにより、楽器を大切さがわかります。
スネアドラムであれば自分好みのチューニングにすることができます。
キックペダルであれば、いつどこのスタジオに行っても同じ感触でペダルを踏むことができます。
一足先に楽しんじゃいましょう。

でも慌てることはないので、まずはスティック、練習パッド、メトロノームを準備しましょう!